NRD-345はプロ用通信機メーカーのJRCとしては、珍しく廉価で小型の受信機ですが、NRD-545同様前面パネルの左上には金バッチが燦然と輝いております。
JRCのNRD5X5シリーズは随分買い取りもしたし、私自身も使ってみましたが、
NRD-345ははじめて今回はじめて買い取りをさせていただきました。
もちろん触るのははじめてです。
はじめて触れてみての感想は、やはり小さい事とそれに伴う重量の軽さです。
NRD-5X5シリーズの重厚感はありません。
1996年の発売で受信可能な周波数は100KHz~30MHz。
モードはAM/SAM(同期検波AM)/SSB/CW/FAXでFMモードは備えておりません。
100KHz~30MHzの周波数範囲では、FMは29MHz帯だけなので廉価版という事もありその辺はやむを得ないでしょう。
どうしてもという事であれば、AMモードでスロープ検波という手があります。
特徴としてAM同期検波回路、ワンチップDDS ICの採用、ノイズブランカー、高感度、ワイドダイナミックレンジ、パソコンによるリモートコントロール、時計、タイマー機能等を謳っている。
受信方式はダブルスーパーでIFが44.855MHzと455KHz。
最小周波数ステップは5Hz。
安定度も電源ONから1時間以内は±10ppm以下。
大きさは幅250*高さ100*奥行238mm重量は3.5Kg。
選択度はワイド(4KHz以上/6dB)とナロー(2KHz以上/6dB)の2種類のフィルターが実装されている。
電源が内臓されていない点は不満があります。
スペースもそんなに必要ないし、あまりコストアップにならないと思われますので、廉価版とはいえ内臓させて欲しかった。