1967年にヤエスから発売になったFR-50,FL-50ラインの後継機でトランシーバーのFT-400Sと同じ1969年に発売になりました。
FL-50BはHF10Wのオールモード送信機で34,500円
FR-50BはHFオールモード受信機で29,800円
取扱説明書 FR-50 FR-50の取扱説明書ですので、多少異なっております。
FL-50 FL-50の取扱説明書ですので、多少異なっております。
サービスマニュアル FL-50B(英分)
回路図 FR-50B
FR-50Bは当時まだAMとSSBの混在期というよりもAMがまだ主流の時代でした。
多くのアマチュア局が使っていたいわゆるコリンズタイプのクリコン方式とは異なっており、第一局発が可変で第二局発が水晶発振式になっております。
コリンズタイプとは逆方式になっております。
これにより特にハイバンドでの安定度に問題が生じ周波数の安定度がわるくなっております。
また周波数の校正も各バンドで必要になります。
当時としては高価であった水晶振動子を大量に使用する事によるコストアップを避ける目的があったものと推察されます。
FL-50BはFR-50Bと対になる送信機で、FR-50Bとトランシープ動作が可能です。
と言うよりもFL-50BはFR-50Bとトランシープ動作をさせるか、Xtalまたは外部VFOを使用しなければ送信ができません。
XtalのVXOの可変範囲は21MHzで+-約6KHzと狭いので、Xtalでの運用は実用的ではありません。
Xtalがいくつも必要になります。